・今は当たり前に感じているコロナ禍で変わった営業体制
長く商売をしてきた方は
「今までは当たり前に感じていたこと」が
この長引くコロナ禍で
「それは当たり前ではなかったんだ」
と気づかされたことがいくつかあるはずです。
コロナは、私たちのような小さなお店には
変化をする良い機会だったんだと、プラスに捉えることです。
私自身も30年近く、テイクアウトの小さなお店を何軒も経営してきました。
大体どのお店も、10時に開店して20時まで
と、10時間営業が当たり前という感覚でした。
しかしコロナの感染拡大防止のため、東京都の時短要請に従い営業しました。
当店舗は、コロナ前は21時まで営業でしたが、東京都の時短要請は20時までの時短営業。
そこで、試験的に閉店時間を変えて営業し、その他の要素を検討した結果18時閉店にすることにしました。
数ヶ月の時短営業でデータが取れ出してから、試験的に店休日も増やしました。
・11時開店18時閉店の7時間営業
・毎週火曜日の定休日と(月2回の連休)
ひと月に4回の店休日だったのを、6〜7回に増やしました。
時短要請が解除された後も、ん?あれ??と思うところがあったので
自主的に時短営業を続けてみました。
そしてそのまま約2年が経とうとしています。
結果的には、売上はコロナ前の85%程度で元にはもどっていません。
しかし、利益率はコロナ前よりも上がりました。
時短営業をして利益率が上がれば、以前の状態よりも効率と利益は上がります。
商売をされている方はおわかりだと思いますが、
1日3時間の短縮と店休日を2〜3日増やすということは、1ヶ月でどれだけの営業時間がカットされているか。
ということは、1ヶ月でどれだけの時間の余裕が生まれたのか。
例えば、日々の時短した3時間で
・今までなかなか出来なかったSNSの勉強に
・販促物の製作に
・新商品の開発に
店休日が増えれば
・行きたかったあのお店に行く
・旅行に行く
・1日家でまったり
小さなお店経営者は、休みの日が半分仕事みたいな感じになりがちです。
今までより少しだけ休みが増えるだけで、リフレッシュができ仕事に集中できますよ。
当店はコロナが終息しても、もう営業時間を元に戻すことはありません。
2年近く継続していると、今が当たり前になっています。
あなたもこの機会に、当たり前と感じていた時間の使い方を変えてみてください。
毎日の営業時間の短縮だけやってみる、時短はせずに店休日を1日だけ増やしてみるなど
あなたのお店にあった方法でチャレンジしてみてください。
ただし、闇雲に時短だけをしても良い結果にはなりません。
【当店が行った3つのポイント】
1・適正価格の見直し
2・客単価アップ
3・リピート率アップ
1・適正価格とは、をじっくり考えてみてください。
無理して厳しい価格で売らなくて良いんです。あなたが作るその商品価値に見合う価格で。
2・時短営業をすると、もちろん来客数は減ります。なので1客単価を上げなければなりません。
少しだけの客単価アップならそれほど難しいことではありません。しっかりとお客様の行動を観察してみてください。
3・リピート率をアップさせるのは簡単ではないですが、難しく考えることはありません。
あなたが何度も通ってしまうお店を思い出してください。そこにヒントがあります。
余談ですが、新大阪に届ける用があり、久しぶりに阪神高速の環状線を通りました。
時間は21時ごろ、この時間に阪神高速を走るのは2年ぶりぐらいかな。
その時に感じたのは、みんなの時間も確実に時短されているということ。
お家に帰る時間が早くなっていますね。
21時で、昔とは違ってガラスキでとても走りやすかったです。