材料は厳選したものを使い、製法にもこだわりを持っている。
味もいい、商品には絶対の自信を持っている。
いちど食べれば、この商品の価値に気づくはずなのに。
しかし、売れない…ありますよねこういうこと。
なぜ?売れないのでしょうね?
商品の良さが伝わっていないんじゃないですか?
商品と価格が見合っていないんじゃないですか?
盛りつけを変えてみたらいいんじゃないですか?
もう一度良く考えてください。
など、このあたりでしょうかね、よくあるパターンは。
では、小さなカフェがあったとします。
そこのオーナーはチーズケーキに自信を持っています。
チーズ・生クリームなどの材料にこだわり、製法も研究しトコトンこだわったおいしいチーズケーキです。
商品のこだわりを、お客様にわかりやすく伝えることもできました。
価格的にも見た目にも問題ありません。
オーナーは、この自慢のチーズケーキを看板商品として売りたいのです。
しかし、思うようには売れませんでした。
思うように売れない原因はなんなのでしょうね?わかりますか?
しかし、ある事をきっかけにこのカフェは、オープン前から行列のできる人気店になります。
そして、看板商品は開店して2時間で完売するほどの人気商品になります。
あんなに頑張っても売れなかったのに、どうして行列の人気店になったのでしょうね。
どこに問題があったのかお伝えしますね。
それは、売り手側とお客様とのギャップです。
オーナーは、お客様のことをわかっていなかったのですね。
お客様のことを知り、よく理解するということが、どれほど重要かといういい例です。
お客様のことを知らないまま、理解しないままだったら、このカフェは行列のできる人気店にはならなかたでしょうね。
お客様のことが、考えてもわからないという人がいますよね。
今までわからないことがあった時はどうしていました?
知っている人に聞きませんか?
知っている人に教えてもらいませんか?
レジの使い方がわからなかったら、使い方のわかる人に教えてもらいませんか?
同じことですよ、お客様のことがわからなければ、お客様に聞いてみたらいいじゃないですか。
お客様のことはお客様が教えてくれますよ。
当店は、すぐに聞いてみます。
例えば
「こんなにたくさんお買い上げありがとうございます、何かお使い物にしていただけるのですか?」
そうすると、いろいろな答えが返ってきます。
舞台の差し入れ、お茶会のお菓子、展示場の先着客へのプレゼント、など。
ここにたくさんのヒントがありますよね。
お客様の答えを直接知ることが、お客様を理解するいちばん簡単で効果的なやり方です。
そして、お客様を理解することで、ギャップが埋まるのですね。
この小さなカフェも、お客様の声を聞いたのです。
チーズケーキが思うように売れなかった原因は
このお店は、オーナーが売りたいチーズケーキではなく、アップルパイがおいしいというお客様がほとんどだったのです。
チーズケーキはおいしいのですが、それ以上にお客様はアップルパイを買いに来てきたのですね。
このお店がお客様に求められていたのは、チーズケーキではなくアップルパイとわかったので、アップルパイを看板商品に売り出したところ、行列のできる超人気店になったのです。
詳細は言えませんが、この話は小さなカフェをV字回復させたコンサルタントから聞いた成功事例の1つでした。
もし、何をやってもお客様の反応が思っているのと違ったら、ギャップかな?と考えてみることも必要かもしれませんよ。
お客様のことを知ること、理解することは本当に重要なことなのです。