当店もあなたのお店もそうなのですが、同業者は無数に存在しています。
同業種なのに、繁盛しているお店とそうでないお店の違いはどこにあるのでしょうか?
・繁盛しているお店とそうではないお店の違いとは
・考え方
・やり方
この2つです。
繁盛しているお店の考え方は、お客様のことを考えています。
お客様のことを理解して、お客様の必要としている「コトやモノ」を徹底的に追求しています。そしてお客様に満足していただける商品を提供しようとします。
集客に悩むお店の考え方は、自分のお店のことを考えます。
お店の売上や利益を優先して、自分の売りたいものを売ろうとしてしまいます。この商品をこれだけ売ればいくら儲かるという考え方です。
儲けを先に考えてから商売をするのか、儲けは後から付いてくるものと考えて商売をするのか、この考え方の違いは数年先、10年先20年先の未来が大きく変わります。
わかりやすく1つ例をだしてみますね。
たこ焼き屋さんを想像してみてください。
すでに鉄板の上には焼きあがって10分経過したたこ焼きが残っています。
その隣の鉄板には、後1分で焼きあがるたこ焼きがあります。
そこにお客様がやってきました。
私がやっていたお店は、「後1分でこちらのが焼き上がりますのでこちらにいたしますね」という売り方です。
店の利益を優先に考えるお店は、ロスにならないように先に焼いた方から売ろうとします。
圧倒的に後者のお店が多いですよね。
それはそうするだろう!じゃないとロスになるのだから商売として当然だ!というのが普通の考え方です。
しかしその考え方が、お店の中の人の考え方になっているのです。
当然ですよね、だってお店の中の人ですから私たち経営者は。
では、あなたが買いに来た側のお客様だったらどうですか?
たこ焼きが焼きあがって10分もすればシワシワに縮みだし、誰が見ても焼いてから時間が経っているなとわかります。
あっ…そっち入れられるんだねきっと、まぁ仕方ないか…という経験したことないですか?
これね、そんなに対して気にしないですよね、自分がお客として買ったときでも。
でも、できれば隣の鉄板のプリッとしたまん丸のたこ焼きが欲しかったですよね。
普通に考えて、お店の人も先にこれを売りたいだろうし仕方ないよね…と諦めて納得してしまいます。
いいんですよ、悪いことは何もしていないので、お客様にもお店にも何も問題はありません。
そうこれは普通によくあることなんです。
わかりますか?普通のことなんです。
普通
みんなといっしょ
だから、みんなと一緒の普通になるんです。
だから、集客だけ売上だけ普通じゃなくなるという都合の良いことは絶対に起こらないんですよー。
ぜーんぶ普通なんだから、集客も売上も普通で当然なんです。
でもね、こっちを買わされるんだろうと思っていたのに、わざわざもう少しでこれが焼き上がりますのでこちらにしますね、と言ってもらえたらめちゃめちゃ嬉しくないですか?
なんていいお店なんだ!最高じゃないか!!
普通お店は、こっちを売りたいはずなのに、自分のためにわざわざそっちをくれるのか!
ハイ!わかりますか?
たったこれだけのことで、もうお客様にしたら普通のお店じゃ無くなっていますよね。
誰でも嬉しいでしょこれ。
テンションアゲアゲです。このたこ焼き屋さんにまた行きたくなりませんか?
些細なことで、そのお客様にとって、特別なお店に慣れるものなのです。
・わからないのではなく知らないだけ
例えで簡単に言いましたが、結局お客様のことを考えるとはそういう事の積み重ねなんです。
お客様が喜ぶと、満足してもらえると、想像していなかったことを体験すると、何度も通っていただけるようになります。
結果、気がついたときには繁盛店になっています。
お客様が求めていることとは!と難しく考えるのではなく、自分がお客様だったらこの方が良い、こうやって欲しい、こういうときに嬉しかったなど、もっと単純に考えることです。
いま出した例をを聞いて、簡単なことだと思ったはずです。
言われると簡単に分かるものです、要するに考え方もわからないのではなく、どういう考え方をすればいいのか知らないだけなんですよね。
こういう風に考えればいいですよ、と教えてもらうと分かるようになります。
考え方が変われば、何をどうすればいいのかがわかるようになり、やり方も変わってきます。
集客できないからと言って、ネット集客ばかり頑張っていた人も、頑張るところが違うということに気づきます。
ネットは絶対に活用した方がいいです。
しかし、順番がとても重要なのです。
お店がしっかりと出来上がっていないと、ネットを有効に使うことはできません。
先にネットを頑張っても、結果に出ず疲れてしまうだけになります。
そうならないためには、私たちお持ち帰り専門のテイクアウト店は、お客様の求めている「モノとコト」をしっかりと理解し、お客様が喜んでいただける「モノとコト」を準備しておくことが重要です。
何をやってもうまくいかない人は、基本的なところがわからないまま流行りのノウハウばかりに気を取られ、あれもこれもやってしまいがちです。
うまく行っている人は、自分のことではなくお客様のことを考えて商売をしている。
お客様のことを考えて商売をしていると、集客・売上は勝手に後から追いかけてきますよ。
お客様の喜ぶことをたくさん準備してみてください。
あなたが買いたくなるお店ってどんなお店ですか?