まいどです。いかがお過ごしですか同業のみなさん。
私はここ数年、お店に立つのは月の半分ほどになっていましたが、今回の影響で3月の後半からずっとお店に出ています。
電車通勤しなくてはいけないアルバイトスタッフ、収入よりも安全が優先、生活に支障のないパートスタッフは自宅待機を選択、徒歩で出勤できる私と店長で時短営業をすることに。
店舗は東京の世田谷にあるのですが、3月の連休後に、週末の外出自粛宣言が出された時にはそれほど危機感を感じていませんでした。
おそらく、テイクアウト専門のお店はそうだったのではないでしょうか。
しかし、その後の緊急事態宣言後の影響は壊滅的な状態に。
私のお店は、昨対で9割減になりました。
さすがに危機的状況になると感じ、すぐに対策したので痛手は最小限で抑えられたかなというのが現状です。
今回のことを経験して、あらためて実感したことは、やはり大切なのはお客様や仲間との関係性「絆」だということです。
今、集客ツールと言われている物がたくさんありますよね。
しかし集客ツール、集客方と言っても
どのツールをどうやって使うのか?ではなく
それを使って、誰とどう繋がるか、ではないかと思います。
誰とどんな繋がり方をしているのか、どういう関係性が築けているのかなのです。
使い方は覚えればその瞬間から使えます。
しかし、繋がりはすぐにできるものではないですよね。
普段から、周りの人やお客様とじっくり時間をかけて築いていけるものです。
すぐに結果が見えなくても、コツコツと続けることがこう言った時に助けになるのだと思います。
人が商品を購入する時の理由や動機には、「その商品が欲しいから」だけではない時があるのです。
この機会に、どうやって売るかではなく、どうやって使うかではなく、これから先あなたのお店にとってなにをしていくべきなのかを考えてみてください。
明日の売上を考えることも必要ですが、この先のことはもっと重要なことです。
緊急事態宣言中の当店の事例
・ネット通販を10年以上前からやっていた
・通販利用者の顧客情報が蓄積されていた
・通販利用顧客にメールを配信した
・実店舗利用客は会員登録ができ顧客情報を4000人分持っていた
・定期的に顧客と接していた
・会員顧客にメールを配信した
・お客様との会話の中からヒントを得て考えてみた
・それをSNSで実践してみた
・当店を利用したことのあるSNS上のお客様が応援してくれ拡散してくれた
その結果
通販の注文数が、920件に。
このうち7割程度のお客様が「応援しています、頑張って!」とメッセージを添えてご注文してくださいました。
私たちのような小さなお店は、1人ひとりのお客様との繋がり「絆」で成り立っているということを再確認しましょう。
こういう時だからこそ、今やるべきことをしっかり見つめなおしてみませんか。
あなたから買いたい、あなただから応援したい、そう思ってもらえることが長く続けていけるということではないでしょうか。
あなたのお店の未来のために、今やるべきことはなんですか。