先日ある相談者から、商品サンプルの持ち込みがありました。
新商品の意見が欲しいと。
結論から先にお伝えしますね、おいしくなかったんですよほんとうに。
売れないと思いますよ、と伝えることもその方には必要なことなのですが、それ以前の問題を先に解決しなければなりませんでした。
よかったら、あなたの商品開発の時の参考にしてみてください。
1・本人はどう思っているのかと尋ねたら⇒いけると思う
2・第3者の意見を聞いてみたか?⇒聞いた
3・誰に?⇒家族、自分の友達、相方の友達、馴染みの店
まず1番ですが、自分がおいしいと感じるものを商品として販売するのは当然なのですが、気をつけなければならないことがあります。
なんども試作を作っては食べ、作っては食べを繰り返しているうちに、本人では正確な判断ができなくなります。
その理由は、試作を繰り返すと当然おいしく進化していくわけですよね。そうすると、はじめのころと比べてはるかにおいしく感じてしまうのです。
そう、どうしても自己満足してしまう可能性が大きいのです。だから自分の感じるおいしいには気をつけておきましょう。
次に第3者の意見や感想は、身内や自分に近い人たちに聞くことはオススメしません。できればやめておきましょう。
家族は、あなたが作ったというスパイスで、普通よりもおいしく感じます。
しかも、努力していることを知っていれば尚更、少しおいしく感じると「すごくおいしい!」と言いがちなのです。家族は商売のことよりも、自然とあなたを笑顔にしようとします。本当に家族って素敵ですよね。
周りにいる友達に聞くのもやめておきましょう、お友達から言わせれば、じつはいい迷惑なんですよね。
仲がいいから本当のことを言ってくれると思いがちですが、それはこちら側が勝手に思っているだけ。
真剣にいけば行くほど、関係のない友達からしたら重いんです…そんなにおいしくないと感じても、気を使って答えにくいものです本音は。
たとえその商品が売れなくても、「オレは好きだったけどね!なんでだろ??」がパターンです。
もう1つ、知り合いの飲食店…って。
飲食のプロの意見も聞いてみたってことでしたが、いつも通っている馴染みのお店ですよね?
自分の店のお客様には、余計なことを言って気まずくなるより、おいしいと言って機嫌よくなってもらう方を選びませんか?その人の商売のことまで考えないですよね、だってお客様なんですから。
では、どういう人に聞けばいいのか?
ちゃんとした意見が欲しいなら、プロに聞くべきです。
お金を払って、商品開発などをビジネスとしている人に、はっきりと答えてくれる方に聞くべきです。
そういった人はそれが仕事なので、適当なことも機嫌をとるようなこともしないです。成果を出さなければいけない仕事だから。
でもね、今回オススメするのはもう1つのパターンなんです。
それはね、子供です。
しかも3歳〜8歳がとてもいいんです。
10歳ぐらいになると空気を読んできちゃいますから。
とりあえず、たくさんの子供たちに食べさせるだけ。
何も聞かなくて大丈夫です。、ちゃくちゃ素直に反応してくれますので。
手が止まったか、手が止まらなくなったか、子供の表情をみればおいしいと感じたかどうかなど、本当にダイレクトにわかります。
この子たちのおいしいは本物なんです。
たこ焼きでも唐揚げでも、鯛焼きにドーナツ、お団子にメロンパンなど、この子たちがなんども手を伸ばす商品はおいしいんです。
おいしくないと、無理に食べないのですこの子たちは。
好き嫌いはある程度ありますから、たくさんの子供たちに食べてもらってくださいね。
この年齢の子供たちに気に入ってもらう商品を作ることは、売上アップにも繋がります。
売上を伸ばすノウハウはまたの機会にしますが、この子たちの胃袋をつかむことがいちばん確実に成功します。
なにか気になることや、ご相談などあればこちらからどうぞ⇒お問い合わせ・無料相談